ジュブナイルとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > デジタル大辞泉 > ジュブナイルの意味・解説 

ジュブナイル【juvenile】

読み方:じゅぶないる

少年少女また、少年少女向けであること。「—小説家

児童向き読み物


ジュブナイル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/23 00:57 UTC 版)

ジュブナイルjuvenileは、ティーンエイジャー少年少女青少年)を対象とする修飾詞。日本では1970年代頃に使われはじめた(角川文庫SFジュブナイルの登場が1976年)が、英米ではやや堅苦しい表現のため、改まった場面で使用されることが多く、口語表現ではヤングアダルト作品 (Young-adult fictionjuvenile novelあるいはjuvenile fictionに置き換わる。

"Juvenile"の本来の意味は「少年期」であり、juvenile novelあるいはjuvenile fictionといった表現でジャンルを意味するが、日本では略して「ジュブナイル」だけで、児童あるいはヤングアダルト向けジャンルの呼称として使われている。「ジュブナイル」と銘打たれる作品は出版社によっても異なる。日本では主に文学用語として使用されることが多かったが、文学辞典にも載っていない。図書館では、ヤングアダルトの頭文字を取って「YA」の分類を設けている場合がある。一般でもそのような使用法が増えている。ジュヴナイルとも表記することがある。また、日本では少年向け冒険SFやそれを匂わせるものを意味したりする。

この年齢層を小説の対象として最初に提唱したのは、イギリスの作家だったサラ・トリマー英語版で、トリマーは1802年に14歳から21歳までの読者を"young adulthood"と呼んだ。しかし、この年齢層が出版社によってマーケティングの対象とされるには長い時間がかかった。それらの年齢層に特に好まれた作品は『オリバー・ツイスト』『モンテ・クリスト伯』『大いなる遺産』『トム・ソーヤーの冒険』『不思議の国のアリス』『宝島』『ジャングル・ブック』など19世紀中にも幾つか発表されたが、1950年代になってからようやく、児童文学とも成人を対象とした文学とも異なる一つの分野として認識されるようになった。ちなみにアメリカでYALSA(Young Adult Library Services Association)が創設されたのは1957年である。

関連項目


ジュブナイル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/02/21 07:41 UTC 版)

ゴードン・R・ディクスン」の記事における「ジュブナイル」解説

宇宙勝利者Space Winners 「なぞの海底怪獣Secret Under the Sea その他、秀逸短編多数あり(未訳作品についてはen:Gordon R. Dickson参照)。

※この「ジュブナイル」の解説は、「ゴードン・R・ディクスン」の解説の一部です。
「ジュブナイル」を含む「ゴードン・R・ディクスン」の記事については、「ゴードン・R・ディクスン」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「ジュブナイル」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ジュブナイル」の関連用語

ジュブナイルのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ジュブナイルのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのジュブナイル (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのゴードン・R・ディクスン (改訂履歴)、文学における近親相姦 (改訂履歴)、鮎川哲也 (改訂履歴)、フレデリック・ポール (改訂履歴)、ポール・アンダースン (改訂履歴)、山田風太郎 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS