前史 専用軌道時代
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/08/06 03:43 UTC 版)
「磐城炭礦軌道線」の記事における「前史 専用軌道時代」の解説
磐城炭礦社(後に株式会社化)は、経営していた福島県小野田炭礦から採掘していた石炭を馬車や荷車で小名浜港まで運び船舶で輸送していたが、効率化を図るため、鉄道導入を決定した。そして、1887年5月(一説では9月)小野田 - 小名浜間に専用軌道(動力馬力)の運行を開始した。その開通により小野田炭礦の生産も拡大するようになった。その後1897年2月25日日本鉄道磐城線(現在の常磐線)が開通するのにともない、新たに小野田 - 湯本間に専用鉄道(動力蒸気)を完成させ石炭輸送を船舶から鉄道に切り替えた。そのため石炭輸送をやめた専用軌道は小野田 - 湯本間は物資輸送のためそのまま存続させ、また湯本 - 小名浜間は需要のあった一般客や貨物を取扱うべく特許をとり、1905年7月19日開業することとなった。
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