前史、デュルファー式懸垂下降
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/06 04:54 UTC 版)
「懸垂下降器」の記事における「前史、デュルファー式懸垂下降」の解説
ドイツのドルトムント出身で、第一次世界大戦で若くして戦死したハンス・デュルファー(Hans Dülfer )が発明した方式で、体にロープを巻きつけその摩擦を制動に利用する。ロープを肩に回す「肩がらみ」、腕に回す「腕がらみ」などがある。懸垂下降器が発明される普及するつい最近まで、懸垂下降と言えばこの方式を採っていた。今では懸垂下降器に頼るのが普通だが、ロープさえあれば誰にでもでき、沢登りや縦走などでも緊急時に使える。 しかし空間にぶら下がる空中懸垂や、重い荷物を背負っての懸垂には身体への苦痛や衣服の損傷は免れず、その問題点を解消させようと懸垂下降器が考案された。
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