制作発表から休止までの経緯
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「熱風海陸ブシロード」の記事における「制作発表から休止までの経緯」の解説
2003年7月の「東京キャラクターショー2003」でアニメーション企画としての制作が発表された。2004年からCD・ラジオ・コミック・小説などのメディアで展開され、映画版の公開は2005年に予定されていた。アニメーション制作はガイナックス、キャラクターデザインは吉成鋼、メカニックデザインはアダルトゲームメーカーのニトロプラスと発表された。 この頃は美少年キャラクター3名を主人公に据えた女性向け作品と位置づけられていた様であり、主要キャラには(当時の)女性ファンに人気の高い声優ユニット『P・K・O』の3名(サエキトモ、鈴木千尋、鳥海浩輔)がキャスティングされていた。P・K・Oはもともとはブロッコリーの看板企画『デ・ジ・キャラット』からスピンオフしたユニットで、そこでの三人の役名はクウ・カイ・リクであり、本作のタイトルの名称にも関連している。 しかし、映画はその後上映されることはなく、プロモーション用の短編アニメしか公開されないまま、2005年3月にラジオが、2007年にコミックの連載が順次終了した。当初から企画参加していた作家の吉田直が2004年7月に急逝、続いてメインキャストの一人であるサエキが2005年2月より病気療養のため声優活動を休止したことなどから、正式な告知は無いものの映画制作も中断したものとみられる。 2007年5月、株式会社ブロッコリー創業者の木谷高明が同社を退社して、カードゲーム商品等を手がける新会社を設立し、株式会社ブシロードと命名した。これは未完成のままになってしまった本作を、いつか必ず再開しアニメ化にこぎつけ(させ)るという木谷の決意表明でもあった。この事は最初に制定された作品タイトルロゴをそのまま、新たに立ち上げた会社の社名ロゴに流用した点に現れている。
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