制作環境と役割分担について
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/09 11:54 UTC 版)
「834.194」の記事における「制作環境と役割分担について」の解説
このアルバムでは前作『sakanaction』の制作から引き続いて、草刈が産休を取り復帰するまでは、デモ音源の作成などをメンバーの自宅で行うことが多かった。2016年から2017年にかけては自宅での制作環境をアップデートしたものとしてバンドのプライベートスタジオ「Silent Studio」を設立した。このスタジオでは「陽炎」の制作などが行われたが、最終的にアルバムに収録された音源の中に「Silent Studio」で録音されたものは無いという。2018年に発表された「陽炎 -movie version-」やシングル曲以外の今作に向けて制作された新曲はすべて青葉台スタジオやソイスタジオで収録されている。 今作のサウンドプロデュースは大半の楽曲で青葉台スタジオのチーフエンジニア・浦本雅史が務めた。「新宝島」および「「聴きたかったダンスミュージック、リキッドルームに」」のレコーディング・エンジニアとして同じく青葉台スタジオの土岐彩香が、浦本のアシスタントエンジニアとして吉井雅之が制作に関わっている。浦本は3rdアルバム『シンシロ』以降のすべてのアルバム・ライブ映像作品で関わっており、2015年から2016年にかけて行われたツアー『SAKANAQUARIUM 2015-2016 "NF Records launch tour"』以降のライブではマニピュレーターも務めている。多くの現場をバンドと共にこなしてきただけでなく、レコーディング現場での雰囲気づくりなどでも大きな役割を担っていることから山口は「サカナクションの6人目のメンバー」と表現している。今作の制作について浦本はライブでマニピュレーションを行った際に新曲を聴いた観客の反応を目にすることができたおかげで最終的な新曲の音作りをどうするかの決断が出来たと語っており、これまでにサカナクションと関わる現場で多様な役割を担ってきたからこその貢献が出来たと振り返っている。
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