初期建造艦(旅大I型; 051/051D/051Z型)
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旅大I型 (051型): 「西安」(106) 旅大I型 (051Z型): 「大連」(110) メインセンサーとなる対空・対水上捜索用の354型レーダーは前檣上に、また遠距離警戒用の515型レーダーは後檣直後に備えられた。ソナーとしては、捜索用の「ペガス2M」と攻撃用の「タミール2」が搭載された。また電波探知装置(ESM)はRW-23-1(NATO名「ジャグ・ペア」; ソ連製「ウォッチ・ドッグ」の中国版)であった。 主砲として58口径130mm連装砲を2基、艦首甲板と艦尾甲板に備えていた。また高角砲・機銃としては、当初建造艦では57mm連装砲を、改良型の051D型では60口径37mm機銃を備えていたほか、60口径25mm機銃も搭載していた。基本的には砲装型駆逐艦であり、砲熕兵器の合計数は20門に及んでいた。火器管制レーダーとしては、主砲用には343型レーダー(NATO名「ワスプ・ヘッド」; ソ連製「サン・バイザー」の中国版)を艦橋構造物上に備えていた。また高角機銃用の341型レーダー(NATO名「ライス・ランプ」)は、艦橋構造物上の343型レーダー直前と、後部甲板室上に1基ずつ備えられた。 原型艦との最も大きな違いが艦対艦ミサイルの装備であり、HY-1かHY-2の3連装発射機を1・2番煙突の後方に1基ずつ備えていた。その射撃指揮用としては、後檣上に352型レーダー(NATO名「スクエア・タイ」)を設置した。
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