354型レーダーとは? わかりやすく解説

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354型レーダー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/04 02:47 UTC 版)

354型レーダー
種別 2次元レーダー
目的 目標捕捉
開発・運用史
開発国 中国
送信機
周波数 Cバンド
パルス 2マイクロ
パルス繰返数 400または800pps
送信尖頭電力 500kW
アンテナ
形式 オレンジピール型パラボラアンテナ
ビーム幅 幅1.2°×高さ5°
走査速度 4-10rpm
方位角 全周無制限
探知性能
探知距離 60 km (32 nmi)
RCS 2m²の目標に対して
精度 距離5m、方位5ミル(0.28°)
分解能 距離300m、方位1.3°
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354型レーダー英語: Type 354 radar: 354型対空対海捜索雷達)は、中国で開発された2次元レーダー。輸出名はMX-902「アイ・シールド」[1]

ソビエト連邦のフート-N(NATOコードネーム:スリム・ネット)の改良型とされており、これと同様の、横に細長い、いわゆるオレンジピール型のパラボラアンテナを採用している。アンテナ部は、ロール角・ピッチ角ともに安定化されている。4個の目標を同時に追尾し、うち2個に射撃を指向できるとされている[1]

中国人民解放軍海軍において、1970年代から1980年代にかけて建造された水上戦闘艦に、低空警戒・対水上捜索用の目標捕捉レーダーとして搭載された。1990年代に入ると、053H2G型(江衛I型)以降のフリゲートではRAN-10S山寨化した360型が、また、051G型(旅大III型)以降の駆逐艦ではDRBV-15を山寨化した363S型が搭載されるようになり、本機の新規の搭載は行われなくなっている[2]

搭載艦艇

 中国人民解放軍海軍

参考文献

関連項目




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