初期張力
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/07 03:03 UTC 版)
初期張力とは、自重や積載荷重に加えて人工的に付加された張力のことである。初期張力は、変形の起こりやすい部材が、想定される荷重がかかっても剛性を保てるように与えられる。 初期張力を利用した身近な例として、天井から床に張られたケーブル、もしくはつっかえ棒によって支持される棚がある。これらのケーブルや柱から初期張力を取り除き、たるみを持たせてしまえば、構造は成立しなくなってしまう。 膜構造において、初期張力は支持用のケーブルから膜を張る力によって調整され、初期張力の調整によって形状が決定される。
※この「初期張力」の解説は、「張力構造」の解説の一部です。
「初期張力」を含む「張力構造」の記事については、「張力構造」の概要を参照ください。
- 初期張力のページへのリンク