列車愛称の整理
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 06:24 UTC 版)
この時までは、「ひかり」、「こだま」と初めから種類を絞り「識別記号的」に愛称をつけていた新幹線はともかく、在来線の列車愛称は氾濫というべき状況となっていた。その主な原因は、(1965年までのダイヤ改正で)特急、急行列車が急激に増加したにもかかわらず、列車数が少なかった時代のように、同一区間を走る同一種類の列車でも別の愛称をつけることが多かったからだとされる。このヨンサントオ改正では、列車が大増発され、さらにマルスシステムによるみどりの窓口を通じての座席指定券のオンライン販売も始まりつつあったため、この状況では早期に限界を迎える可能性があると国鉄も考えたためか、下記のような列車愛称の整理が行われた。 似通った運転系統、区間ごとに、できるだけ愛称をまとめる。 同一区間を走る列車に関して、特急列車では昼行と夜行で原則として別愛称、急行列車では昼夜同一の愛称をつける。 定期列車と季節列車(この時誕生した臨時列車の呼び名)は原則として同一愛称とする。それまでは別愛称をつけたり、「臨時わかさ」のように「臨時」をつけて区分したこともあった。 同一系統、同一種類の列車が多数(1往復超)存在する場合、発車時刻順に番号によって区分する。なおそれまでは、「第1-」、「第2-」と「-1号」、「-2号」のように2種類の番号区分があったが、後者に統一する。 (予定)臨時列車には、「-51号」と50番台で始まる列車番号を発車時刻順につける。
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