分離公理とは? わかりやすく解説

分離公理

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/09 14:20 UTC 版)

数学位相空間論周辺分野において、考えたい種類の位相空間を割り出すための様々な制約条件が知られている。そういった制約のうちのいくつかが分離公理(ぶんりこうり、: separation axioms)と呼ばれる条件によって与えられる。アンドレイ・チホノフ英語版に因んで、チホノフの分離公理とも呼ばれる。





分離公理

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 05:30 UTC 版)

位相空間」の記事における「分離公理」の解説

詳細は「分離公理」を参照 分離公理とは、位相空間 X 上の2つ対象(点や閉集合)を開集合により「分離」(separate)する事を示す一連の公理もしくはそこから派生した公理である。 代表的な分離公理としてハウスドルフの分離公理があり、これは以下のような公理であり、前述のようにこれは有向点族収束の一意性同値である。 X 上の相異なる2点 x、y に対し、x、y の開近傍 U、V があり、 U ∩ V = ∅ {\displaystyle U\cap V=\emptyset } である。 ハウスドルフの分離公理は、直観的には点 x と y が開近傍という位相的な性質利用して区別」(separate) できる事を意味している。すなわちX の位相は点の区別可能なほど細かい事をこの公理要請している。 他にも下記のような分離公理がある: 位相空間名前T0 コルモゴロフ空間 T1 フレシェ空間到達可能空間) T2 ハウスドルフ空間 T 2 1 2 {\displaystyle T_{2{\frac {1}{2}}}} 完備ハウスドルフ空間ウリゾーン空間 T3 正則空間正則ハウスドルフ空間 T 3 1 2 {\displaystyle T_{3{\frac {1}{2}}}} チコノフ空間、完全正則空間 T4 正規ハウスドルフ空間 T5 全部正規ハウスドルフ空間 T6 完全正規ハウスドルフ空間

※この「分離公理」の解説は、「位相空間」の解説の一部です。
「分離公理」を含む「位相空間」の記事については、「位相空間」の概要を参照ください。

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