出身と教育
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/13 09:11 UTC 版)
1954年3月9日、ポルト・ヴェーリョ生まれ。 祖父ビシャラ・ゴーン(Bichara Ghosn)は、レバノンで生まれ13歳でブラジルへ移住し、ブラジル北部、ブラジルとボリビア国境近くのロンドニア州の奥地 São Miguel do Guaporé サン・ミゲウ・ド・グアポレ でゴム産業に参入。最終的には農産物を売買する会社のオーナーとなった。 レバノン系ブラジル人である父、ジョルジ・ゴーン(Jorge Ghosn)はロンドニア州の州都ポルト・ヴェーリョに居を構え、同じくナイジェリア生まれのレバノン人の女性と結婚。一部報道によれば、ジョルジ・ゴーンは神父を殺害した犯人のひとりとして1961年に死刑判決を受けたが、後に禁固15年に減刑され1970年に出所したものの、間もなく偽札製造の罪で逮捕され、禁固3年(別の報道では禁固15年)の刑に処された。その後、1975年に勃発したレバノン内戦の混乱に乗じてレバノンからブラジルへ移住したものと報じられている。 2歳頃に不衛生な水を摂取したことで病気となり、母親とともにリオ・デ・ジャネイロに移転。カルロスが6歳の時、彼の3人の姉妹と母とともに、祖父の母国であるレバノン・ベイルートに転居し、ベイルートのコレージュ・ノートル・ダム・ド・ジャンブール(Collège Notre Dame de Jamhour)で中等教育を受ける。 18歳でパリのリセ・スタニスラスのグランゼコール準備級(プレパ)に進学し、リセ・サン=ルイにも学ぶ。その後、理工系トップのエコール・ポリテクニーク(1974年期)に入学し、1977年にはパリ国立高等鉱業学校(エコール・デ・ミンヌ)より技師免状を取得する。
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