出版社開業
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/13 07:29 UTC 版)
「ジョージ・スミス (1789年生の出版業者)」の記事における「出版社開業」の解説
1816年10月にバンフ出身のアレクサンダー・エルダー(Alexander Elder、1790年 – 1876年)とともに開業を決め、フェンチャーチ・ストリート(英語版)158号で「スミス&エルダー」(Smith & Elder)という本と文房具の販売店を開いた。最初はエルダーだけが常勤であり、スミスは昼間はマレー社で働き、夜にエルダーを手伝ったという。 1819年に出版も手がけるようになり、同年3月2日に書籍出版業組合に加入した。組合の記録によると、スミス・エルダー・アンド・カンパニーの最初の出版物は1819年7月19日に組合に登録され、その内容はジョン・モリソン(John Morison)によるSermons and Expositions of interesting Portions of Scriptureだった。 1820年10月12日にガラス製品の製造をてがけるアレクサンダー・マレー(Alexander Murray、エルギンシャー出身)の娘エリザベス(1797年 – 1878年)と結婚、6人の子女をもうけた。このうち、後に出版社を引き継いだ長男ジョージ・マレー・スミス(英語版)は1824年3月19日に生まれた。 スミス一家は結婚を機にフェンチャーチ・ストリートにある店の上の階に引っ越したが、1824年11月21日にフェンチャーチ・ストリート158号をトマス・チェンバーズ(Thomas Chambers)に譲り、コーンヒル(英語版)65号に移住した(店自体もコーンヒル65号に移転し、以降1868年までコーンヒルに店を構えた)。同時期3人目のパートナーが加入したため商号をスミス・エルダー・アンド・カンパニー(Smith, Elder, & Co.)に変えた。この3人目のパートナーは後見人のエニアス・マッキントッシュ(Aeneas Macintosh)を通じて東インドの商人とのコネを持ち、これによりスミス・エルダー・アンド・カンパニーはイギリス東インド会社の社員に書籍や文房具を販売するなど東インド関連の業務に進出、やがて同社のインド業務の規模は同業他社を遥かに超えることになる。
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