出土遺物と年代
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/24 20:21 UTC 版)
石室内からの出土遺物としては 銅鏡は流雲文縁変形方格規矩鏡仿製鏡、唐草文縁変形方格規矩鏡、直弧文縁変形内行花文鏡があるが、これらの三面は32センチメートル - 34センチメートルの直径があり、舶載鏡(中国鏡)よりかなり大きく製作された仿製鏡で、石膏模型、写真、拓本が残っている。また写真ではこの他に平縁式四獣鏡があり、これ以外にも1もしくは2面の鏡があったようであるが、他の古墳から盗掘したものを犯人が所持していた可能性もあるという。 石製腕飾り類は車輪石3、鍬形石3、石釧1があった。 石製模造品には刀子3、斧1、高坏2、椅子1がある。 他には管玉1、琴柱形石製品、石製臼1などが出土している。 以上、埴輪や石室内の遺物の構成から見て古墳時代前期でも終わりに近い年代が考えられるという。
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