処理施設建設と採石場の封鎖
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/06 08:35 UTC 版)
「出口川のカドミウム汚染」の記事における「処理施設建設と採石場の封鎖」の解説
1987年(昭和62年)、広島県は荒谷地区の「出口川重金属汚染対策」として2億円をかけて「出口川湧水処理場」を建設することになった。建設と運営は府中市が行い、県は建設費の半額を補助した。1988年(昭和63年)に処理場が完成。1989年(昭和64年)に採石場はモルタルで被覆され封鎖された。採石場からの湧水中のカドミウム濃度は月日の経過とともに低下し、1988年に19 mg/lだったものが2002年には0.98 mg/lに低下し、2015年(平成27年)には0.33 mg/lとなったが、それでも環境基準の110倍、排水基準の11倍の濃度である。 汚染水中の重金属の濃度推移(排水基準値に対する濃度倍数:測定された最大値)カドミウム銅亜鉛1988年 600倍 160倍 300倍 2016年 12倍 2.5倍 7.5倍
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