写真のキャプションの正確性
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 14:38 UTC 版)
「本多勝一」の記事における「写真のキャプションの正確性」の解説
『中国の日本軍』において、「中国の婦女子を狩り集めて連れて行く日本兵。強姦や輪姦は幼女から老女まで及んだ」とキャプションをつけた写真を掲載している[要ページ番号]。産経新聞によれば、この写真は『アサヒグラフ』の1937年11月10日号に掲載された写真で、日本軍が保護する"日の丸部落"で農作業を終えて日本軍兵士に守られながら帰宅する女性や子供が写ったものであったが、中国側はこれを「旧日本軍が女性らを連行する場面」と紹介していたという。この写真は南京大虐殺紀念館でも展示されていたが、信憑性に乏しいと指摘されていた。同館がこの写真の展示をとりやめたことが2008年12月に明らかになっている。2014年にこの件について週刊新潮からのインタビューを受け、「アサヒグラフに別のキャプションで掲載されているとの指摘は、俺の記憶では初めてです」「確かに誤用のようです」とコメントした。 『本多勝一全集14』の『中国の旅(南京編)』では「ヤギや鶏などの家畜は、すべて戦利品として日本軍に"略奪"された(写真;南京市提供)」とキャプションをつけた写真を掲載しているが、この写真について東中野修道は、『朝日版支那事変画報』にて掲載された「民家で"買い込んだ"鶏を首にぶら下げて前進する兵士」という日本側が撮った写真であったと指摘した。。
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