内観法とはとは? わかりやすく解説

内観法とは

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/30 04:34 UTC 版)

吉本伊信」の記事における「内観法とは」の解説

内観法精神医学心身医学応用され森田療法並んで代表的な日本製精神療法心理療法)として知られる。なお、白隠内観法区別して吉本内観法呼ばれることもある。 吉本創始した内観法(単に内観とも)とは次のようなものをさす。 集中内観日常内観2つ段階分けられる集中内観研修所病院などの静かな部屋一週間こもり、外界とのやり取り制限し自分とかかわりの深い他者(特に母親重視されるに対して自分がどうであったかを、次の三つ観点から調べるものである。 してもらったこと して返したこと 迷惑かけたこと この3つの観点を「内観三項目」(内観三問)という。1時間から2時間一度内観者(クライエント)のもとに面接者(セラピスト)が訪れ面接を行う。内観者はその時間に調べた内容懺悔告白し面接者はその内容傾聴する自分の心を直接掘り下げるのでなく、他者をいわば鏡として外から自分客観視する点が特徴一週間集中内観により、しばしば劇的な人生観世界観転換起こり心身疾患治癒することが多い。認知枠組み転換する点は認知療法共通するものがある。 日常内観集中内観会得した反省技術生かし日常生活の中で毎日一定時間内観三項目を通して自分調べる。吉本はこれを非常に重視した

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