内なる歌 第1集とは? わかりやすく解説

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ブランカフォルト:内なる歌 第1集

英語表記/番号出版情報
ブランカフォルト:内なる歌 第1集Cants intims, I作曲年: 1918-20年  出版年1924年  初版出版地/出版社: Senart 

作品概要

楽章・曲名 演奏時間 譜例
1 また、しおれた花を見つけた Encara he trobat flors marcides1分30秒 No Image
2 海辺休みにいくと、一面曇り空だった…… He anat a reposar a la platja i el cel era tot gris...2分30秒 No Image
3 涙 Llagrimes2分30秒 No Image
4 僕は独りで、そして悲しい Estic sol i estic trist1分30秒 No Image
5 苦しく嘆いて Queixant-me amargament 3分00 No Image
6 何かに安らぎ見つかるだろうか En res puc trobar consol 2分00 No Image
7 僕は君許した T'he perdonat 2分30秒 No Image
8 母は歌いゆりかごは揺れる La mare canta i el bressol gronxa 2分30秒 No Image

作品解説

2009年9月 執筆者: 相川 拓也

 1918年から1920年にかけて作曲されピアノ曲集「内なる歌」第1集は、青春憂鬱とでもいえるような、ナイーヴ内面世界をしみじみと歌った魅力ある小品集1920年結婚した妻エレーナ・パリスに捧げられている。どの曲も1~2ページ程度短く小節線拍子記号省略され簡潔な譜面特徴的である。各曲標題楽譜右肩小さく添えられている)、調性などは以下のとおりである。

1. また、しおれた花を見つけた
速く。嬰へ短調4度響き印象的な舞曲

2. 海辺休みにいくと、一面曇り空だった……
静かにハ長調5度中心とした平明な響き主部と、短調憂い含んだ中間部組み合わせられる

3. 涙
ゆっくりと - 激しくイ短調こぼれ落ちるようなアルペジオ乗せて息の長いシンプルなメロディ歌われる

4. 僕は独りで、そして悲しい
簡潔にホ短調繊細なメロディ切々と歌われる

5. 苦しく嘆いて
ゆっくりと苦しげに。ニ短調2度多用した重苦しい響きの曲。

6. 何かに安らぎ見つかるだろうか
安げに嬰ト短調落ち着きなく揺らぐオスティナート中間部哀歌になる。

7. 僕は君許した
ゆっくりと苦しげに。イ短調付点リズム重苦しい心情表現するコーダではフォルテ至り最後救い感じさせるイ長調へと消え入るように終始する

8. 母は歌いゆりかごは揺れる
安らかにハ長調シチリアーノ揺らぎ乗せて終始おだやかに組曲全体締めくくる




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