兵庫大仏
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1891年(明治24年)5月に豪商・南条荘兵衛の寄進により大仏が建立された。この大仏は1944年(昭和19年)5月に金属類回収令で解体されて国に供出されるまで日本三大大仏の一つに数えられた。 現在の大仏は1991年(平成3年)5月9日に再建されたものであるが、その材料には戦後になって解体された大仏を発見した当時の住職が回収保管し、再建時にその金属片を混入したものを使用している。毘廬舎那仏(光明遍照)像で、像重量約60t、像高11m、蓮台と台座を含めると高さ18mになる巨大な坐像である。1991年5月の開眼法要には、奈良市の東大寺管長、鎌倉市の高徳院貫主が臨席した。 なお江戸時代には、奈良大仏 (像高約14.7m)、鎌倉大仏 (像高約11.39m)、方広寺大仏(京の大仏)(像高約19m) の三尊が、日本三大仏と称されていた。
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