公園の表側
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/10 15:24 UTC 版)
多くの観光客は、スリー・リバーズ (Three Rivers) の町近くの標高518 m(1700 フィート)のアッシュ山 (Ash Mountain) にある南口から公園に入る。アッシュ山の周囲の低い標高の地域には、ブルー・オーク (blue oak) の森林地帯、丘のシャパラル (chapparal)、草原、ユッカ植物、急でなだらかな川の流域からなる、唯一、国立公園局が保護するカリフォルニア丘陵地帯生態系がある。丘陵地帯はまた、多くの野生動物が棲んでいる。この地域では、ボブキャット、キツネ、ジリス (ground squirrel)、ガラガラヘビ、ミュールジカ (mule deer) がよく見られ、ずっとまれではあるが人目を避けるピューマも見られる。 公園内を登っていくと、冬の降雪がどの植物が生き残るかを決める高度に達する。ここに標高およそ5,500 から 9,000 フィート(1,676.4 から 2 743.2 m)の間に広がる山地林の多い針葉樹林帯を見出す。コンコロールモミ (white fir) とアカモミ (red fir) が多く見られるだけでなく、ポンデローサマツ (Ponderosa Pine)、ジェフリーマツ (Jeffrey Pine)、サトウマツ (Sugar Pine)、ロッジポールマツ (Lodgepole pine) が見られる。巨大なセコイアデンドロンの木、すなわち地球上で最大の生きた木も見られる。春夏の雪解けは、時々、木々の間に傷つきやすいが青々とした牧草地を広げる。この地域では、観光客はしばしばミュールジカ、ダグラスリス (Douglas squirrel)、アメリカグマを見る。アメリカグマは、不注意な観光客が残した食料を盗むため誰も乗っていない車に入り込むことで知られている。
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