全時間の奉仕者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/19 05:47 UTC 版)
「エホバの証人の組織構造」の記事における「全時間の奉仕者」の解説
バプテスマを受けて少なくとも半年を経過したエホバの証人の中には、年に840時間(70時間/月)を証言活動に費やすと神に誓約する者もいる。彼らは正規開拓者と呼ばれる。その多くは専業主婦であったりパートタイムの仕事などで平日の時間を捻出している。また、特定の月(巡回訪問〈月またぎの場合は2か月連続も可能〉、記念式のある月)に30もしくは50時間費やす者もいて、彼らは補助開拓者として知られる。 いくつかの国では証人たちは宣教者や特別開拓者として指名を受ける。彼らは普通月130時間を費やすと誓約する。これまで宣教者奉仕に入るには世界本部事務所にある「ものみの塔ギレアデ聖書学校」に入校し、卒業しなければならなかったが、現在は王国福音伝道者の学校を卒業した人の中からも任命されることになった。 また、下記にもあるが、ベテル奉仕者以外にも宣教者と特別開拓者、巡回監督は協会からの払戻金(実質かかった費用のみのであり貯金には回せない)で生活している。 また、19歳から35歳までのバプテスマを受けたエホバの証人で、支部事務所や世界本部で働きたい者は、会衆の書記の長老からベテル奉仕の申込書を受け取ることができる。(「ベテル」とはヘブライ語で「神の家」を指し、支部事務所や世界本部事務所を指す。)ただし、実際に申し込みを受理されるのは、会衆で模範的な信者だけである。) 近年、支部事務所や世界本部では、大々的な組織改編が行われ、正規開拓者で一時的に支部事務所や世界本部で無償で働く奉仕者(テンポラリーボランティア)が求められるようになった。
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