元になったチャイコフスキーの音楽
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「妖精の接吻」の記事における「元になったチャイコフスキーの音楽」の解説
『妖精の接吻』の主要な部分はチャイコフスキーのピアノ小品(一部は声楽曲)をストラヴィンスキーが管弦楽曲化したものである。しかし、『プルチネルラ』とは異なってストラヴィンスキーはチャイコフスキーの音楽を非常によく知っていたため、ストラヴィンスキー本人によってチャイコフスキー風の音楽が独自に作曲された箇所もある。 晩年のストラヴィンスキーがあげた原曲は以下のものがある。原型をはっきりとどめているものもあるが、ごく断片的な引用も多い。 『2つの小品』作品1より第1曲「ロシア風スケルツォ」 『6つの歌』作品6より第3曲「悩ましく、美しく」 『6つの歌』作品6より第6曲「ただ憧れを知る者だけが」(第3場の情景) 『2つの小品』作品10より第2曲「フモレスケ」(第2場の主題) 『6つの小品』作品19より第1曲「夕べの夢想」(第2場の曲) 『6つの小品』作品19より第2曲「ユーモラスなスケルツォ」(第3場の曲) 『6つの小品』作品19より第3曲「アルバムの1枚」(第3場の曲) 『6つの小品』作品19より第4曲「夜想曲」(第3場パ・ド・ドゥのアントレ) 『子供のアルバム』作品39より第12曲「農夫の歌(アコーディオンひき)」(第2場の曲) 『中級程度の12の小品』作品40より第7曲「田舎で」(第2場の曲) 『中級程度の12の小品』作品40より第10曲「ロシアの踊り」 『6つの小品』作品51より第1曲「サロン風ワルツ」 『6つの小品』作品51より第4曲「ナータ・ワルツ」(第2場のワルツ部分) 『16の子供のための歌』作品54より第7曲「冬の夕べ」(第1場で伴奏を引用) 『16の子供のための歌』作品54より第10曲「嵐の中の子守歌」(第1場の主題) 『6つの歌』作品63より第6曲「セレナード」
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