保護・交流活動
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樋爪氏の墓は宇都宮市の史跡に指定されている。地域住民は「樋爪氏の墓愛護会」を結成し、保存・愛護活動を行っている。 1965年(昭和40年)春に、岩手県紫波郡紫波町から3人の調査員が樋爪氏の史料を調査するために宇都宮市へやって来た。(樋爪氏の故地が紫波町日詰〔ひづめ〕であり、同地には五郎沼や樋爪館跡などがある。)調査員らは栃木県立図書館での文献調査を行い、子孫が住む町を目指す道中で、偶然出会った宇都宮市民から紫波町の人が書いた樋爪氏に関する手書きの原稿を見せてもらった。翌日は樋爪氏の墓を見学した。 2010年(平成22年)には塙静夫が、紫波町出身で宇都宮市在住の男性との縁で紫波町の樋爪氏関係地を訪問した。ここで見た五郎沼に植わっていたハスは、中尊寺金色堂の調査時に藤原泰衡の首桶から見つかった種子を発芽させ、株分けしたもので、首桶から種子を持ち帰り最初に発芽させたのは、宇都宮市在住の恵泉女学園園芸短期大学(現・恵泉女学園大学)教授であった。塙に紫波町を紹介した宇都宮市在住の男性は、富士重工業(現・SUBARU)宇都宮製作所の元技術者で、紫波町の人を宇都宮市や河内郡上三川町に案内したこともある。
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