使用モータ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/08/18 09:33 UTC 版)
「モータードライブ (望遠鏡)」の記事における「使用モータ」の解説
シンクロナスモーター - 家庭用AC100Vを使用する。50Hz/60Hzの周波数に同期するので、精度は商用電源の精度で決まる。野外では使いにくい。精度は、トータルでは良好だが、短時間で見るとばらつく。回転数の可変範囲も-60%から+120%と狭い。 DCモーター - 比較的トルクが高く、高速である。低速域で不安定になりがちである。負荷変動に対して弱く、かつてはタコジェネレーターをつけて使われたが、タコジェネレーターには回転ムラを検知する時間が長く赤道儀式架台の追尾用として適さないものもある。タコジェネレーターより検出機能が高いエンコーダ、フィードバックの電子回路に水晶発振子を使い精度を向上させたサーボ方式もつくられる。 ステッピングモーター - モーター自体の回転精度は非常に高く、大気差やギア精度などの方がはるかに大きいので問題にならない。駆動回路の工夫で電池による駆動が可能で、速度も恒星時の数百倍まで取れる。増減速スイッチへの反応が早い。これらの多くの利点から、市販望遠鏡の多くがこのモーターを使っている。
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