使用ロケットとミサイル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/29 18:40 UTC 版)
The M270システムは各種のロケットとミサイルを含むMFOM(MLRS Family Of Munition rockets and artillery missiles)と呼ばれる兵器群を発射できる。これらはアメリカと一部はドイツで製造されている。最末尾のAT2がドイツ製で残りはすべてアメリカ製である。 M26 227mmロケット弾 M77 二用途向上化従来型弾(Dual-Purpose Improved Conventional Munitions、DPICM)子弾x644個 M26A1 延長射程ロケット(Extended Range Rocket、ERR)射程45km 使用 向上型M85子弾 M26A2 M26A1のM77子弾化。 M27 完全模擬発射訓練用コンテナ コンテナの装填訓練用。 M28 訓錬用ロケット弾 M26子弾の場所にはバラスト・コンテナx3、煙幕コンテナx3が搭載されている。 M28A1 短縮射程訓練ロケット(Reduced Range Practice Rocket、RRPR)丸い先端部を持つ、 射程9kmへ短縮。 XM29 ロケット 対装甲探知破壊弾(Sense and Destroy Armor、SADARM、サダーム)を子弾として運ぶ。 制式化されなかった。 M30 誘導型MLRS(GMLRS) 精密誘導ロケット、射程60-100km、M85複合目的改良型通常弾薬(DPICM)子弾x404個。 M30A1 M30の改良型。不発弾が多発する危険を無くしつつ広範囲を攻撃可能とする装備として「代替弾頭」と呼ばれる200ポンド級の単弾頭に交換されている。この弾頭は多数のタングステン球破片弾を打ち出す。米国はクラスター弾禁止条約に参加していないが、クラスター型のMLRS用弾薬では不発弾が許容できないほどに発生するとしてA1型への交換を実施した。 M31 M30の派生型。ユニタリーと呼ばれる単一高性能爆薬弾頭を持つピンポイント攻撃型。 XM135 ロケット 2液式神経化学剤(VXガス) 制式化されなかった。 MGM-140A ATACMS(Army Tactical Missile System)M26なら6発入るコンテナに1発だけ収められた長射程誘導ミサイル。 M270を発射機として使用する多種類の弾頭がある。 AT2(ドイツ製) SCATMINロケット 対戦車地雷x28 射程38km
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