作成のコツ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/26 14:16 UTC 版)
適切な縮小アルゴリズムを選ばなければならない。通常の拡大縮小で性能がいいアルゴリズムでも、サムネイル作成のような大比率の縮小では性能を発揮しないこともある。 自分で縮小アルゴリズムを書く場合は、補間よりはLPFにリソースを割くべきである。最も適切なのはランチョスフィルタとされるが、高度なLPFが使えなくても、縮小率に応じ周囲のピクセルを平均化するだけで品質はかなり向上する。LPFが適切なら、補間による差はほとんどない。 PNGならインデックスカラーにして色数を減らす、JPEGならQ値を減らせば、同じ画像サイズでもファイルサイズは減る。ただし限度を超えると品質は大きく低下する。 画像編集ソフトによっては大量の余分なメタデータ(画像データ以外のデータ)をファイルに含める。余分なメタデータをつけないツールで再保存したり、除去専用のツールで除去できる。そう大きな比率ではないので1つ1つ除去するほどのものではないが、大量のサムネイルを扱うなら一括して除去するのは有効だろう。 周囲の重要でない箇所をカットするトリミングは、視認性を下げずに画像サイズを小さくできる有効な方法である。しかし、サムネイルをトリミングすべきかどうかは意見が分かれる。ユーザーはサムネイルをクリックすると同じ構図の画像が表示されることを期待するからである。 縮小しすぎないように気をつけなければならない。サムネイル作成者はサムネイルに何が描いてあるか知っているが、知らない者が見ても何が描いてあるかわからなければならない。
※この「作成のコツ」の解説は、「サムネイル」の解説の一部です。
「作成のコツ」を含む「サムネイル」の記事については、「サムネイル」の概要を参照ください。
- 作成のコツのページへのリンク