住友家尾道支店
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/25 23:25 UTC 版)
「三井住友銀行尾道支店」の記事における「住友家尾道支店」の解説
この銀行支店の前身は、1873年(明治6年)に開業した住友家の「住友家尾道分店」である。尾道は中世から発展した港町で近世には広島藩の台所として発達し、近代には広島県内初の国立銀行(第六十六国立銀行)が開業し、商業地として発達していた。1892年(明治25年)、この分店は「住友尾道支店」となる。その前年に神戸から尾道まで山陽鉄道(山陽本線)が開通したことにより当時住友家の主要業であった別子銅山(新居浜市)との中継基地となり、この支店で銅山の物品調達を行ったこと、そして住友家が平行して行っていた並合業(自己資金による物品抵当の金融事業)をこの支店でおこなうことにもなった。翌1893年(明治26年)尾道から新居浜までの住友専用航路が開通している。 この尾道支店は住友にとって重要な場所である。1895年(明治28年)5月4日、合議制を初導入した第一回住友家重役会議いわゆる”尾道会議”が行われ、”住友銀行ヲ興ス事”、つまり住友銀行の創業が決まり住友の主要業は銅山から銀行業へと移っていったのである。 .mw-parser-output .locmap .od{position:absolute}.mw-parser-output .locmap .id{position:absolute;line-height:0}.mw-parser-output .locmap .l0{font-size:0;position:absolute}.mw-parser-output .locmap .pv{line-height:110%;position:absolute;text-align:center}.mw-parser-output .locmap .pl{line-height:110%;position:absolute;top:-0.75em;text-align:right}.mw-parser-output .locmap .pr{line-height:110%;position:absolute;top:-0.75em;text-align:left}.mw-parser-output .locmap .pv>div{display:inline;padding:1px}.mw-parser-output .locmap .pl>div{display:inline;padding:1px;float:right}.mw-parser-output .locmap .pr>div{display:inline;padding:1px;float:left} 尾道 別子銅山 新居浜 神戸 大阪
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