伝統的な考え方
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/09 13:25 UTC 版)
日本的伝統からの脱皮、ボリビアへの適応という観点で外的なことから考察する指標として、各自の住居の中に飾ってある(祭ってある)宗教的なものを質問した結果が以下の表である。 ボリビア移民の意識調査「自宅に飾ってある宗教的なものはあるか」という質問に対する回答(複数回答可)キリスト像マリア像神棚仏壇位牌天皇の写真両親の写真その他宗教的なもの回答者数オキナワ移住地50.9% 7.9% 51.8% 45.6% 3.5% 21.9% 8.8% 114人 サンフアン移住地41.7% 8.0% 47.2% 48.5% 1.2% 9.8% 4.9% 163人 サンタ・クルス37.9% 4.6% 57.5% 43.7% 2.3% 17.2% 5.7% 87人 戦前移民の住居によく見られた神棚は、オキナワ移住地、サンファン移住地も戦後移民が多いため、国家神道の衰退もあって各地とも10%に達していないことが、調査から示された。また戦前の日系移民の家に多くみられた天皇の写真も、僅かしか飾られていなかった。ただ、比率は低いがオキナワ移住地が一番多く天皇の写真を掲げている点は興味深い。 一方でオキナワ移住地で生まれた移民二世で、プロサッカー選手としてJリーグで活躍した石川康は日本の雑誌のインタビューに「サンフアン移住地の家庭はどこでも天皇の写真を飾っていたと思います。でも、オキナワ村の家には天皇の写真はなかったですね」と述べている。
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