伊岡瞬とは? わかりやすく解説

伊岡瞬

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/09 04:58 UTC 版)

伊岡 瞬
(いおか しゅん)
誕生 1960年
日本東京都武蔵野市
職業 小説家推理作家
言語 日本語
国籍 日本
教育 学士(法学)
最終学歴 日本大学法学部卒業
活動期間 2005年 -
ジャンル 推理小説
主な受賞歴 横溝正史ミステリ大賞(2005年)
デビュー作 『いつか、虹の向こうへ』(2005年)
パートナー あり
子供 あり
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(いおか しゅん、1960年 -)は、日本小説家推理作家東京都武蔵野市生まれ。

広告会社勤務を経て、2005年に『いつか、虹の向こうへ』(応募時のタイトルは「約束」)で第25回横溝正史ミステリ大賞の大賞とテレビ東京賞をW受賞し、作家デビュー[1]

文学賞受賞・候補歴

  • 2005年 - 「約束」で第25回横溝正史ミステリ大賞受賞。
  • 2010年 - 「ミスファイア」で第63回日本推理作家協会賞(短編部門)候補。
  • 2011年 - 『明日の雨は。』で第64回日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)候補。
  • 2014年 - 『代償』で第5回山田風太郎賞候補[2]
  • 2016年 - 『代償』で啓文堂書店文庫大賞受賞。
  • 2018年 - 『痣』で第20回大藪春彦賞候補。
  • 2019年 - 『悪寒』で啓文堂書店文庫大賞受賞。
  • 2020年 - 『不審者』で第41回吉川英治文学新人賞候補。
  • 2020年 - 『痣』で第6回徳間文庫大賞受賞

人物

  • 50歳の時に妻にやってみればと言われ、専業作家になる[3]
  • 「冷たい檻」の作中に森友学園問題に酷似する描写が出てくるが、雑誌連載時は報道前であったことについて「この国が滅ぶとしたら社会保障費の肥大か、役人と政治家の“わたくし化”だと考えていた。」とし、それを象徴するような設定をしたら偶然重なったとしている[4](今の日本は、真摯に生きようとする人に過酷すぎるとも発言している[5])。
  • この世で最も理不尽なことは、親が子供を突然失うということであるとし、自分が死ぬよりも辛いことは何かと考えたときに、娘がいたのでこの結論に至り「白い闇の獣」の構想に繋がる[6]
  • 人間の実像を突きつめていくと、家族に集束していくしかないとしている[7]

作品リスト

単著

アンソロジー

「」内が伊岡瞬の作品

  • ザ・ベストミステリーズ 2010(2010年7月 講談社)「ミスファイア」
    • 【分冊・改題】Logic 真相への回廊 ミステリー傑作選(2013年4月 講談社文庫

映像化作品

テレビドラマ

ネット配信ドラマ

  • 代償(2016年11月18日よりHuluで配信、主演:小栗旬

脚注

  1. ^ 伊岡瞬|エルパカBOOKS
  2. ^ 2014年 第五回|過去受賞|受賞作”. 山田風太郎賞. KADOKAWA. 2025年7月29日閲覧。
  3. ^ 『最後の鑑定人』刊行記念対談 伊岡瞬×岩井圭也|対談・鼎談”. Book Bang. 新潮社. 2025年8月5日閲覧。
  4. ^ SUNDAY LIBRARY:著者インタビュー 伊岡瞬 『冷たい檻』”. 毎日新聞社 (2018年10月2日). 2025年8月5日閲覧。
  5. ^ 伊岡 瞬 [@IokaShun]「政策を続けると、早晩立ち行かなくなる。」2023年10月27日。X(旧Twitter)より2025年8月9日閲覧。
  6. ^ 構想20年以上、伊岡瞬の集大成! 「慈悲も正義もないこの世界」で、人はどのように生きるのか? 『白い闇の獣』(伊岡 瞬)|インタビュー・対談”. 本の話. 文藝春秋 (2022年12月9日). 2025年8月9日閲覧。
  7. ^ 伊岡 瞬さん『不審者』”. 小説丸. 小学館 (2019年12月24日). 2025年8月9日閲覧。
  8. ^ 約束 いつか、虹の向こうへ ||ファミリー劇場

関連項目

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