代表ネタ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/09 14:10 UTC 版)
代表ネタは、『らくだ』『崇徳院』『ちしゃ医者』『遊山船』、自らが復活させた『いらち俥』(東京落語の『反対俥』)、『鬼の面』、5代目桂文枝(当時は3代目小文枝)譲りの『天王寺詣り』、祝々亭舶伝(当時は2代目春輔)譲りの『初天神』、趣味とする浄瑠璃ネタの『寝床』『軒づけ』、江戸落語を大阪風にアレンジした『夢の革財布』、小佐田定雄作の『神だのみシリーズ』『帰り俥』『G&G』など。還暦をすぎてから『帯久』『たちぎれ』などに挑戦し、自家薬篭のネタにしている。なお、盗人の登場するネタを演じることはない。 1983年(昭和58年)、枝雀一門会であった「雀の会」(大阪府茨木市のお寺で開催)で、得意ネタ10席ほどから客にリクエストをつのったところ、『天王寺詣り』が首位であった。 本人が枕で語ったところによると、幼稚園児らの前で披露した古典落語は『夏の医者』で、また大師匠の3代目桂米朝に「今日はギター、持って来てへんのかいな」と落胆していわれたことで明らかとなった「人間国宝」のお気に入りの新作落語は『G&G』であった。米朝一門会ではしばしば大トリ前に雀三郎が『G&G』をかけ、「ファイヤー!」とシャウトしてサゲた後に米朝が高座に上がり「私ももうすぐファイヤーになりますが...」といって笑いを取ることがあった。
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