代名詞 on
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/10/21 14:16 UTC 版)
「フランス語の人称代名詞」の記事における「代名詞 on」の解説
三人称代名詞 on は、文脈に応じて異なる意味を持つ。動詞の活用は三人称単数に従うが、(主に口語では)名詞や形容詞は指示対象の数および性に一致する。 不特定の人を指し、一般的な事柄を述べる。On est tous égaux devant la loi. /ɔ̃.nɛ.tu.se.go.də.vɑ̃.la.lwa/ (人は法の前ではみな平等である。) Au Japon, on mange du riz. /o.ʒa.pɔ̃.ɔ̃.mɑ̃ʒ.dy.ʁi/ (日本では、人々は米を食べる。) 不特定の人を指し、行為者を明示しない。On me l'a donné. /ɔ̃.mla.dɔ.ne/ (誰かが私にそれをくれた。 = それはもらった物だ。) 口語で、nous の代わりに「私たち」を表す。この時、主格は on、再帰形は se を用いるが、対格、与格、強勢形は nous を用いる。また所有限定詞も一人称複数を用いる。On a fait nos devoirs. /ɔ̃.na.fɛ.no.də.vwaʁ/ (私たちは宿題をやった。) Nous, on est japonais. /nu.ɔ̃.nɛ.ʒa.pɔ.nɛ/ (私たちは日本人です。) 文語では、母音の後、特に si, que の後で l'on /lɔ̃/ になる。ただし次の語が /l/ で始まるなら on のままにする。この l' は元々定冠詞だったが、現在では発音の変化に過ぎない。 On n'est jamais aussi malheureux que l'on croit. /ɔ̃.nɛ.ʒa.mɛ.o.si.ma.lœ.ʁø.kə.lɔ̃.kʁwa/ (人は決して自分が思うほど不幸ではない。)
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