他の長老派の離脱
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/27 14:51 UTC 版)
「日本基督教団改革長老教会協議会」の記事における「他の長老派の離脱」の解説
戦後、国家の圧力が取り去られると、教団からは多くの教派が、信仰・方針の自由やミッションとの関係修復を求めて離脱していった。その風潮のなかで、旧日本基督教会の中からも、アメリカやオランダの保守的立場に学び、教団合同の背後にある自由主義的な神学傾向そのものに反対していた勢力が1946年に早々に離脱し、「日本基督改革派教会(現・日本キリスト改革派教会)」(単に改革派、あるいはRCJと略称)を設立した。これは改革派を標榜するものの、ウエストミンスター信仰告白および大小信仰問答を信仰基準とする、狭義基準では改革派ではなく長老派に該当する教派である。 また、1951年に教団における信仰告白の未制定や純然たる長老制とはいえない教会制度を不服として旧日基の自由主義神学的勢力のおよそ半数が離脱し、1951年に「日本基督教会(現・日本キリスト教会)」を設立(離脱者の視座では再建)した。これは戦前の「旧日基」と区別するため「新日基」、カタカナ改称後は「新日キ」あるいは「日キ」などと略記される。新日基は1890年の旧日基の信仰の告白をまず告白し、以後もそれを改訂した簡易告白に立ち続ける広義の改革派である。
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