他の方式との比較
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/02 09:47 UTC 版)
周波数分割複信 (FDD) では、上り・下り(端末から見て送信・受信)それぞれに周波数を割り当て、上り、下りの仕切りとなるガードバンドを設定しているのに対し、TD-CDMAが採用している時分割複信 (TDD) では一つの周波数に上り・下りを収容することが出来るので電波の利用効率がより高くなる。また、上り・下りで通信速度を非対称にすることもでき、データ通信を効率的に行えるとされている。また、無線局間の出力調整が精度良くできるため、移動局間の干渉が少なくできるとされている。 移動局間にも時分割多元接続を導入し、Joint Detectionと呼ばれる、符号分割の符号数の減少による符号間の直交性の向上による干渉の低減と、時間ダイバシティとを組み合わせたものも提案されている。
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