他の作者による「ハイジ」の続編
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「アルプスの少女ハイジ」の記事における「他の作者による「ハイジ」の続編」の解説
ヨハンナ・シュピリ自身は、「アルプスの少女ハイジ」の続編などは執筆していないが、他の作者による続編が公開されている。いずれも公式な作品というわけではなく、作者が異なれば、続編間の関連性も無い。 シャルル・トリッテン『それからのハイジ』(各務三郎 訳 ブッキング 2003年8月)ハイジは、クララの勧めによってローザンヌの寄宿学校へ入学する。卒業したハイジはアルプスに戻り学校の教師となる。 シャルル・トリッテン『ハイジのこどもたち』(各務三郎 訳 ブッキング 2003年8月)『それからのハイジ』の続編。ハイジとペーターは結婚してアルムの村で暮らしていた。ローザンヌの寄宿学校時代の親友の妹マルタは、祖母を亡くしたおりに心を閉ざしていた。ハイジはマルタを引き取って育てる。やがて、マルタも次第に心を開いていく。 フレッド・ブローガー&マーク・ブローガー『ハイジの青春 アルプスを越えて』(堀内静子 訳 早川書房 1990年8月)("Courage Mountain"として映画化(邦題『チャーリー・シーンのアルプスを越えて』)) 14歳になったハイジは、アルプスを離れ、イタリアの寄宿学校へ行く。しかし、戦争が始まり寄宿学校は軍に接収され、ハイジたちは工場で酷使される。ハイジたちは脱走し、アルプスへと向かう。 石川淳「アルプスの少女」(『おとしばなし集』所収 集英社 1952年11月)『戦後短篇小説再発見〈10〉表現の冒険』(講談社文芸文庫 2002年3月)に再録 戦争が起こり、ペーターは兵士となる。平和が戻ったとき、ペーターとクララは再会しアルムに向かう。
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