人質の売り出し
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/18 03:02 UTC 版)
「ダービク (機関誌)」の記事における「人質の売り出し」の解説
第11号の巻末2ページにおいて、身代金を要求する文言とともに「FOR SALE(売り出し中)」という広告のような体裁で、ノルウェー人と中国人とされる男性2人が、黄色いつなぎ姿で複数の角度から撮影された画像が掲載されている。2人は氏名と識別番号が書かれた札を付けられている様子で、それぞれの職業と出生地、生年月日、自宅の住所とされる情報も記載されている他、ページの下部には、イラク国内の電話番号が書かれており、「期間限定」との注意書きも記載されている。 これを受け、中国外務省の洪磊副報道局長は、9月10日の定例会見で「現在確認中だ」と述べ「中国政府は、罪の無い一般の人へのいかなる暴力行為にも断固反対する」とした。ノルウェーのエルナ・ソルベルグ首相も同日に声明を発表し、自国民が1月末にシリアで別のグループに誘拐され、これまでに何度か多額の身代金を要求されていたことを認めた上で「救出は非常に難しいが、我々はテロリストに屈せず、身代金を払うこともない」とした。理由として「身代金を支払えば、ノルウェー国民が人質に取られる危険が増す」としている。 2015年11月18日の第12号において、2人の人質が既に殺害されたことが明らかにされた。
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