人探し関係者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 09:39 UTC 版)
杉浦 隆夫(すぎうら たかお) 元小学校教師。35歳。失踪前は小石川町に居住。昭和26年4月に美江と結婚したが、結婚して2箇月で酷い神経衰弱を罹って児童の幾人かに怪我を負わせ、子供が畏ろしいと職務放棄してしまう。病院に通うこともできず、発病から半年後の昭和27年2月には妻と別居して、同年8月半ばに失踪。目潰し魔に殺された川野弓栄の周辺で目撃されていた。 杉浦 美江(すぎうら みえ) 杉浦隆夫の妻。千葉勝浦の出身で、旧姓は伊藤。年の頃は27、8歳。化粧気はないが明瞭した顔立ちの美人。葵の影響で女性拡権論者となり、「婦人と社会を考える会」のメンバーとして熱心に活動している。結婚から2箇月で休職した夫を支えようとしたが、理屈の通じない相手の看護に疲れきり、発病から約半年後に愛想を尽かして別居する。性を売り物にする川野弓栄のもとに抗議に行っていた時に夫の目撃情報を聞き、離婚するために、失踪中の夫探しを榎木津と益田に依頼する。
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