人名としての太郎とは? わかりやすく解説

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人名としての太郎

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/01 10:23 UTC 版)

太郎」の記事における「人名としての太郎」の解説

日本において太郎という人名登場したのは、嵯峨天皇第一皇子幼名命名したのが初見とされる以後武士階級名として広まり今日では一般的に命名される人名のひとつとなっている。また、太郎より派生して健太郎」「耕太郎」など太郎前に固有の文字入れた人名や、太郎左衛門どのように太郎の後に異なる名を用いた人名命名される例もある。 類似の名前として一郎、二郎、三郎などがあるが、これは長男太郎または一郎名乗る例が多かったに伴い次男であれば次郎または二郎三男であれば三郎などと命名する慣習が拡がった。特に家父長制強かった武士の間では、親子兄弟序列正す意図好んで用いられるようになった。「弥太郎」あるいは「小太郎」(太郎長男の意)、「又太郎」(太郎長男長男の意)など、嫡孫嫡曾孫であることを示す名も命名された。 公卿武士などの支配階級は、正式な人名である諱を呼称することを避け習慣があり、特に武家の間では官位授かっていない子弟官職への任官困難な中下武士の間で、仮名または幼名として広く用いられた。時代に下るにつれ、俊太郎、健次郎三郎太四郎左衛門など様々な名前命名されるようになり、個性的柔軟性のある人名として今日でも人名種類として愛用されている。 なお実名である諱と仮名区別は、明治3年12月22日太政官布告在官之輩名称之儀是迄苗字官相署シ来候処自今苗字実名相署シ可申事」と、明治4年10月12日太政官布告自今位記官記ヲ始メ一切公用ノ文書ニ姓尸ヲ除キ苗字実名ノミ相用候事」及び、明治5年5月7日太政官布告従来通称名両様相用来候輩自今一名タルヘキ事」により、諱と通称併称する事が公式に廃止されており、今日では人名として諱・仮名区別なく命名されている。

※この「人名としての太郎」の解説は、「太郎」の解説の一部です。
「人名としての太郎」を含む「太郎」の記事については、「太郎」の概要を参照ください。

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