五色温泉ルート
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/07 04:03 UTC 版)
最高峰の大青峰に直登する最短ルートであるが、登山口の標高が420mと、標高差が約1,300mあるうえ、最後まで展望がほとんどない登山道は急傾斜が続き、ハードな行程を覚悟する必要がある。登山口は五色温泉のすぐ上にあり、ゲートをくぐると程なく、容赦ない急登が始まる。登山道は階段状によく整備されている。約1時間半ほど歩くと、標高約900mの「第一休憩所」となり、木々の間から眺望が得られる。その後は、沢を渡る橋まで徒歩約1時間のトラバースが続くが、結構なアップダウンがある上、ガレ場で歩きにくく、時間を要する。沢をわたるところ(標高約1000m、唯一の水場)がこのルートのほぼ中間点であり、多くの登山者が憩っている。橋を渡ると、容赦のない急登が再開される。標高1,600mあたりから、背の低い灌木帯となり、若干傾斜が緩む。沢から約2時間強で、雪岳山系を360度見渡す大展望の山頂、大青峰に着く。山頂には、ハングルで書かれた表示板と、日本とよく似た形状の三角点標石がある。なお、道中に鎖場などの危険箇所は全くない。
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