二大育成施設の略歴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 05:53 UTC 版)
日本の盲導犬育成施設団体における、二大施設の略歴は以下のとおりである。 1950年に塩屋賢一が自宅に「日本盲導犬学校」を開設。在日米軍大佐から譲り受けたジャーマンシェパードのチャンピイを育成し、1957年8月に国産盲導犬第1号となる。 1967年8月、厚生省の許可を得て「財団法人日本盲導犬協会」を設立。初代理事長は迫水久常。協力者には、建築家の久米権九郎(衆議院議員久米民之助の次男、五島慶太の義兄で五島昇の伯父に当たる)、歌舞伎役者の坂東三津五郎があった。財団法人日本盲導犬協会について、アイメイト協会では「日本盲導犬学校の施設を母体とした」としている。のちに公益財団法人となり現在に至る。 1969年、東京都が公的に盲導犬育成事業を開始。財団法人日本盲導犬協会に育成事業を委託する。 1970年、盲導犬育成事業に対する方針の相違と思想的対立により、塩屋賢一が「日本盲導犬協会」を脱退。アイメイト協会側はこれを「日本盲導犬協会からの『訣別』」と表現している。 翌1971年10月10日、塩屋が独自の育成施設「財団法人東京盲導犬協会」を設立、このときから盲導犬に対し独自名称「アイメイト」を使用する。1989年4月1日に「財団法人アイメイト協会」と名称変更、2011年7月より「公益財団法人アイメイト協会」となり現在に至る。
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