二円金貨
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/13 03:06 UTC 版)
「日本の金貨#二圓金貨幣」も参照 品位:金90%・銅10%、量目:3.3333g、周囲にギザあり。表面には竜図(阿竜)、裏面には菊紋・桐紋・日章・菊枝と桐枝・錦の御旗(日月旗)・八稜鏡があしらわれている。新貨条例により本位金貨として発行された。1871年(明治4年)発行開始の大型のもの(直径17.484mm)と、1876年(明治9年)発行開始の小型のもの(直径16.969mm)がある。1897年(明治30年)以降は貨幣法により額面の2倍である4円に通用した。通貨の単位及び貨幣の発行等に関する法律施行、貨幣法の廃止に伴い1988年(昭和63年)3月末で廃止された。 初期の大型版は明治3年銘のみが存在する。一方、縮小版は明治9・10・13・25年銘が存在するが、縮小版は見本貨幣として製造されたためいずれの年銘も製造枚数・現存枚数が極めて希少である。特に明治25年銘はシカゴ博覧会用に2枚のみの製造となっている。
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