事実的側面
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 05:10 UTC 版)
「ザ・ワールド・ファクトブック」の記事における「事実的側面」の解説
イギリス 1998年以前のイギリスのプロフィールには、「イギリスは1801年1月1日に独立した」という記載があった(正確には「連合王国の成立 (United Kingdom established)」という注記が行われている。この日付は、合同法によりグレートブリテン王国とアイルランド王国が合併し、グレートブリテン及びアイルランド連合王国が成立したことを示している)。簡潔に過ぎる記載がむしろ混乱を招いた例である。以後、国家の成立に関する「独立」の項目には大幅に加筆が行われており、イギリスという国の複雑な成立過程に応じた複雑な記述となっている。このファクトブックでは標準アメリカ英語を使っており、綴字法はアメリカ地名委員会やCIA自身のものに従っている。その結果、イギリスの労働党は、「Labour」ではなく「Labor」と綴られる。 韓国 / 朝鮮 2007年版の『ザ・ワールド・ファクトブック』は、「韓国は1000年間独立国家だったが、日露戦争により日本が占領した」と記述している。これに対してVANKは、CIAに抗議書簡を送り、「これは西暦1000年以前は、独立国家ではなかったという意味で、高句麗と古朝鮮の歴史を古代史から除いている」として、CIAは中国のロビー活動や広報活動を支持し、歴史歪曲を行ったと批判している。
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