事典の出版
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/23 02:00 UTC 版)
小学館はひみつ道具の事典を出版している。ひみつ道具の1つずつに絵と簡単な説明文を付ける、といった形式で編纂している。 まず『ドラえもん全百科(ドラえもんオールひゃっか)』(1979年7月発行)に400のひみつ道具を収録し、『続ドラえもん全百科(ぞくドラえもんオールひゃっか)』(1979年12月発行)に100、『新ドラえもん全百科(しんドラえもんオールひゃっか)』(1980年7月発行)に70、『ドラえもんのひみつ道具クイズ』(1981年8月発行)に100のひみつ道具をそれぞれ収録している。ただし『ドラえもんのひみつ道具クイズ』収録分100には、『ドラえもん のび太の宇宙開拓史』に登場する映画ドラえもんのひみつ道具を1含んでいる。それぞれの書籍における事典部分の内容は互いに重複しない。 それぞれの巻末には、その書籍の索引ほほか、既刊の事典の索引が設けられていることがある。『ドラえもんのひみつ道具クイズ』の索引では『ドラえもん全百科』を「ド」、『続ドラえもん全百科』を「続」、『新ドラえもん全百科』を「新」とする省略記号を用いている。『続ドラえもん全百科』には本書の索引に加えて「ド」のひみつ道具一覧、『新ドラえもん全百科』には本書の索引に加えて「続」の索引と「ド」のひみつ道具一覧、『ドラえもんのひみつ道具クイズ』には本書の索引に加えて「ド」と「続」と「新」の合同索引を収録している。 上記4冊の事典の内容を再構成したものが『ドラえもんひみつ大事典』(1985年5月発行)。たとえば「ミュータント製造機」の「人間製造機」への修正、「かげ人間」の「かげ切りバサミ」への修正といった、事典として適切な名称への修正を20以上実行している。ただし既刊に収録していた30以上のひみつ道具が収録されていないため、既刊の内容をこの1冊で総覧できるわけではない。 そして『最新ドラえもんのひみつ道具カタログ 上』(1988年1月発行)に196、『最新ドラえもんのひみつ道具カタログ 下』(1988年1月発行)に200、『大長編映画ドラえもんクイズ全百科(だいちょうへんドラえもんクイズオールひゃっか)』(1993年3月発行)に80のひみつ道具を収録している。ただし『大長編映画ドラえもんクイズ全百科』収録分80のうちには、既収録のひみつ道具を新規イラストにしただけのものを5、『ドラえもん のび太のパラレル西遊記』に登場する映画ドラえもんのひみつ道具を4含んでいる。 以上の事典すべてをまとめたものが『ドラえもんひみつ道具完全大事典』(1994年12月発行)。収録数は1301だが、ネット書店で用いる書籍内容紹介では収録数を1300としている。この書籍には索引がなく、改訂・改題書である『最新版ドラえもんひみつ道具大事典』(2004年1月発行)にて索引が付く。おねしょじゃ口を追加し、収録数が1302になる。ただし「自動コジ機」は『ドラえもんひみつ大事典』までにしか掲載されておらず、「サウンドバカチョン」の「サウンドカメラ」への改名も行っている。 その書籍を大幅加筆修正したものが『ドラえもん最新ひみつ道具大事典』(2008年9月発行)。「ひみつ道具の本 決定版」と銘打っている。既存の事典にひみつ道具を197追加して総数約1600になったと発表している。これにより、藤子の『ドラえもん』、および『大長編ドラえもん』(VOL.1 -VOL.17)に登場するあらゆるひみつ道具のうち大多数を網羅した。藤子の漫画に登場しない、映画ドラえもんのひみつ道具を5含んでいるが、それは削除されていない。
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