九州新幹線全線開業後の設備改修
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/04 03:47 UTC 版)
「新八代駅」の記事における「九州新幹線全線開業後の設備改修」の解説
九州新幹線の部分開業当時、新幹線は当駅の南側で上下線が合流したうえ、すべての列車が12番のりばに入線し、特急「リレーつばめ」は現在、保守線となっている12番のりばの向かい側の乗り場を使用して前述の対面接続を行っていた。この関係で当時は新水俣駅方に上下線を合流・分岐させるためのY字型分岐器が設置されていた。 2011年3月12日の九州新幹線全線開業により、起点駅だった当駅は九州新幹線の途中駅となるため、新たに上り本線として現在の11番のりばの使用を開始し、すべての列車が発着していた当駅にも通過列車が設定されることとなった。 現在の11番のりばは全線開業前まで営業列車は使用しておらず、新水俣駅方では線路も繋がっていなかった。このため、新たに11番のりばへ続く分岐が前述のY字型分岐器に追加される形で設置された。しかし、新幹線と「リレーつばめ」の対面接続は全線開業の前日最終列車まで行われていたため改修工事などは行われず、Y字型分岐器の遺構が残ったまま全線開業を迎えた。これにより、全線開業直後は通過列車においても速度制限が行われ、全線開業前のY字型分岐器を通過する制限速度まで速度を落として当駅を通過していた。 その後、不要となったこれらの分岐は2011年夏までにすべて撤去されたが、通過列車の速度制限はしばらく続いていた。2012年3月17日のダイヤ改正より速度制限が解除され、通過列車の高速通過を開始した。これにより、当駅を通過する列車の所要時間がおよそ2分短縮された。
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