主翼・胴体
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 06:53 UTC 版)
「MiG-29 (航空機)」の記事における「主翼・胴体」の解説
操縦装置はフライ・バイ・ワイヤ方式ではなく、リンク機構による機械式を採用している。主翼は、前縁にはコンピュータ制御の前縁フラップ、後縁には外側に補助翼と内側にフラップを装備している。主翼付け根部分から前方にかけて長く伸びたLERX(前縁付け根延長)が形成されており、中央胴体とともに揚力を発生させる。機首レドーム頂部に配置されたピトー管の付け根部分左右には、失速防止のため細長い三角形のヴォルテックス・ジェネレーターが装備されており、気流を乱流化することで剝離を防いでいる。垂直尾翼は外側に6度の角度をつけて取り付けられており、水平尾翼は全遊動式である。補助翼と水平尾翼と垂直尾翼の方向舵を連動させてロール軸(ローリング)の操縦性を強化している他、機械式のヨー軸(ヨーイング)操縦安定増強装置が付加されている。
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