主な著書及び論文の内容
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『D.H.ロレンスの小説――シンボル、神話、時間』イギリスの20世紀の小説家D.H.ロレンの小説10篇と短編小説3篇を、シンボル、神話、時間、オカルティズムといった視点から分析した研究書。日本ロレンス協会の学会誌『D.H.ロレンス研究』12号(2002)と、アメリカの研究誌 D.H.Lawrence Review31-3で書評を受けている。 'D.H.Lawrence's "The Ladybird"--A Modern Myth' ロレンスの短編小説「てんとう虫」をニーチェの「アポロ的なもの」と「ディオニソス的なもの」という二元論的な視点から分析し、この作品の重要性を論じている。 'A Modern Man Obsessed by Time, A Note on "The Man Who Loved Islands"' D.H.Lawrence Review7-1に発表された論文。ロレンスの短編小説「島を愛した男」を時間――直線的時間と円環的時間――という視点から分析した論文。Harris,J.H.,The Short Fiction of D.H.Lawrence(1984)と、Paul Poplawski, D.H.Lawrence: A Reference Companion(1996)で参考文献として取り上げられている。 'A Study of "St.Mawr"--From Culture to Nature'ロレンスの短編小説「セント・モア」を神話的視点から分析し、人間は文明から自然に帰るべきであると作者が主張しているとする。 'A Study of "The Blind Man"--Darkness,Touch, and Myth'ロレンスの短編小説「盲目の人」の「暗闇」と「タッチ」(触るという行為)の本質的意味を解明しようとする試み。
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