中間小説ブーム以降
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1950年頃に10万部、1954年に39万部に達した。人気作品には舟橋聖一「芸者小夏」、坂口安吾「明治開化 安吾捕物」、源氏鶏太「坊ちゃん社員」、井上靖「風林火山」、川口松太郎「人情馬鹿物語」、中山義秀「新剣豪伝」など。 1952年に季刊『別冊小説新潮』創刊。1955年には松本清張の時代小説「腹中の敵」「柳生一族」に続いて、推理小説「張込み」を掲載、松本を中心とする推理小説ブームのさきがけとなった。1961年秋号『別冊小説新潮』の「現代推理小説代表作集」はたちまち売り切れとなる。昭和40年代には『オール讀物』『小説現代』とともに中間小説の御三家と呼ばれた。 1955年には小説新潮賞を設立。1988年には山本周五郎賞を設立。以降7月号(毎年6月に発売)には必ず山本賞の決定発表やその選評が掲載されている。その他に新田次郎文学賞・日本医療小説大賞の発表や新潮エンターテイメント賞・女による女のためのR-18文学賞・日本ファンタジーノベル大賞の応募・発表などを行っている。
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