中華民族主義への反発
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習近平指導部は、2012年11月の中国共産党中央委員会総書記就任から「中華民族の偉大なる復興」をスローガンに掲げている。 民族の始祖とされる黄帝への崇拝は強まっており、ウイグルやチベットなどの一部においては、自分が「中華民族」という概念に含まれることへの反感を持つものもいるとされている。 また、中華民族主義への反発は台湾独立派と香港本土派においても存在する。これに反発してできたのが香港民族主義と、台湾の歴史学者の史明が主張した台湾民族主義であり、香港人は一民族とする香港民族論もその影響を受けている。 中華民族の概念は、「中華民族が住む土地は一つの国家によって統治されるべきである 」という考え方の下に、領土問題と合わせて語られることもあった。こういった思想はzh:大中華主義と呼ばれ、香港では大中華主義者を揶揄する言葉として大中華膠(中国語版)という言葉もある。(「大中華」との呼称は中国が)古くから大一統であるとの考えに由来する。 アメリカ在住の政治思想家である劉仲敬は中華民族は政治的捏造であるとして諸夏主義を提唱した。
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