中国共産党の三中全会対策
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/05/16 04:32 UTC 版)
「中国国民党第五期第三次中央執行委員全体会議」の記事における「中国共産党の三中全会対策」の解説
西安事件以来、国民政府の態度が硬化し共産軍の存在は救国の方針に対する大きな障害であるとして中国共産党を排除する気運が相当のものであったため、中国共産党は譲歩した提案を行った。2月15日の三中全会に対して中国共産党は 国民党が中国共産党との内戦を停止 中国共産党を含めた各党派の代表会議の召集と国の人材を集めての救国政策 対日抗戦準備の速やかな完成 という条件に国民党が賛成するなら、 南京政府打倒のための武装暴動方針の停止 中華ソビエト政府を中華民国特別区政府に改称 共産軍を国民革命軍に改名した上で南京政府と軍事委員会の直接支配への移行 特別区政府区域内における普通選挙による民主制度実施 地主から土地を没収する政策の停止 抗日民族統一戦線の共同綱領の執行 を行うという妥協案を提出した。
※この「中国共産党の三中全会対策」の解説は、「中国国民党第五期第三次中央執行委員全体会議」の解説の一部です。
「中国共産党の三中全会対策」を含む「中国国民党第五期第三次中央執行委員全体会議」の記事については、「中国国民党第五期第三次中央執行委員全体会議」の概要を参照ください。
- 中国共産党の三中全会対策のページへのリンク