中国伊斯蘭教協会の設立
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「中国伊斯蘭教協会」の記事における「中国伊斯蘭教協会の設立」の解説
1952年7月、協会の準備会議が北京で開かれた。この準備会議はウイグル族で新疆省人民政府主席のブルハン・シャヒディら8人が呼びかけたが、その中の4人が中国共産党の幹部であった。1953年5月11日、北京市において中国伊斯蘭教協会が設立され、初代会長にはブルハン・シャヒディが選出された。以来、省、直轄市レベルで29、県レベルで186、郡レベルで291ものイスラーム協会が設立された。当初、本部は北京市にある東四清真寺に置かれた。中国政府は帝国主義の影響を排除するために、宗教には大きく介入した。キリスト教や仏教に対しては、宣教師の国外追放や寺院の財産没収などが行われたが、イスラームに対しては、その習慣は尊重された。例えばモスクは維持・修復され、新疆におけるワクフも保持されたうえで課税が免除された。
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