世界貿易機関とは? わかりやすく解説

世界貿易機関

【英】:WTO, World Trade Organization

WTOは、自由貿易促進主な目的として作られ国際機関であり、本部はスイス・ジュネーブにある。関税および貿易に関する一般協定GATTウルグアイ・ラウンド合意に基づき1995年1月GATT解消発展させる形で発足したGATT協定Agreement)にとどまったのに対しWTO機関Organization)である点が根本的に違っている。GATT物品貿易に関するWTO基本的ルールブックとなっており、ウルグアイ・ラウンドではサービス貿易貿易に関する知的所有権紛争解決などに関して新たなルール作りだされた。
WTO国家間貿易についての世界的なルールを扱う唯一の国際機関であり、その主要機能は、貿易可能な限り円滑に予測可能に、そして自由に行われるのを確保することにある。そのため加盟国に対して、以下のような機能果たしている:貿易協定運用貿易交渉の場の提供、貿易紛争取扱い各国貿易政策監視技術支援訓練プログラム通じた開発途上国への貿易政策支援他の国機関との協力。これらの結果、より希望満ちた、平和で、予測可能な経済世界実現する期待されている。
WTOでの決定一般的に加盟国コンセンサスによりなされ、そして各加盟国国会で批准される。原加盟国地域77であったが、2008年2月現在で151国・地域加盟している。(清水利恭)

参考URLWTOホームページ http://www.wto.org/




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