世界の通用名(大小のパンダ)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/28 00:58 UTC 版)
「ジャイアントパンダ」の記事における「世界の通用名(大小のパンダ)」の解説
今では世界中の諸言語で単に「panda、パンダ」と呼ぶ場合、レッサーパンダではなくこのジャイアントパンダを指すことが多いが、学術的に発見されたのは1835年のレッサーパンダが先であり、オリジナルの「パンダ」に比して大きな新種(当時はそのように考えられた)が1869年になって発見されたことを受け、「lesser (レッサー、意:より小さい、小型の)」という特徴が名前に付け加えられた経緯がある。そのため、より古い文献では単に「panda」「common panda」と呼んでいる場合、現代のレッサーパンダを指すことがある。例えば、ブリタニカ百科事典は2013年時点でもジャイアントパンダを「giant panda」「panda bear」と呼称し、レッサーパンダを「panda」と呼称していた(2015年版では修正済み)。 「panda」という呼び名の由来については、英語の「panda」がフランス語で同じ綴りの「panda」に由来することがわかっているが、フランス語の呼称の語源は定説がなく、ネパール語で「竹を食べるもの」を意味する「ponga (ポンガ)」「ponya (ポンヤ)」「poonya (ポーンヤ)」などに求める説、特徴的な手根骨などの骨格に求める説などがある。西洋の世界はもともと赤いパンダにこの名前を付けた。赤いパンダに関連していると間違って言われた1901年まで、ジャイアントパンダは「白黒の猫の足の動物」(Ailuropus melanoleucus)と呼ばれていた。ただし、これらの語はどのようなネパール語辞書からも見付けることができないものであり、論拠に疑問がある。
※この「世界の通用名(大小のパンダ)」の解説は、「ジャイアントパンダ」の解説の一部です。
「世界の通用名(大小のパンダ)」を含む「ジャイアントパンダ」の記事については、「ジャイアントパンダ」の概要を参照ください。
- 世界の通用名のページへのリンク